2019年2月12日(火)に東京都内の小学校でAR楽器「KAGURA」を使ったクリエイティブ教育の実証授業を実施しました。本実証授業は「官民、年齢、専門分野の枠を超えて、様々なリソースと教員を繋げ教育活動を追求する」というミッションのもと活動する教員団体「Teachers × Technology」との協働事業です。
今回の実証授業では2つの授業を実施しました。
まず4限目(11:30~12:20)は1年生全員(5クラス、142人)を対象に、全員でKAGURAでの演奏体験を実施しました。会場は体育館。まずは今回の実証授業を担当する先生から授業の目的を説明。その後アフロ先生が体育館に登場。KAGURAの演奏を生徒たちに実演しました。生徒たちは「どんなしくみなんだろう?」とざわざわしはじめます。
その後、しくみデザインより代表の中村俊介が登場。KAGURAのしくみを説明しながら、デモ演奏を披露。
次はグループに分かれてのKAGURAの演奏体験。体育館に5つの机を準備し、それぞれの机に異なったKAGURAのプリセットソングを楽しめるブースを作りました。子どもたちはクラスごとに交代でブースを回り、それぞれのブースで様々なジャンルの音楽の演奏を身体を動かして体験しました。
KAGURAの演奏体験のあとはKAGURAのプロモーションビデオの上映。いま子どもたちが触った楽器が実際にプロのミュージシャンやダンサーがどのように活用しているのかを学びました。
最後は手を挙げてくれた子どもたちが全員の前でパフォーマンス。KAGURAを初めて触ったはずの子どもたちですが、上手に、堂々とみんなの前で演奏してくれました。
5限目(13:40~14:25)は1年生の1クラス(28名)でKAGURAを使った音楽づくりを実践。今回はKAGURAのアイコンとして子どもたちが描いた絵を使いました。これは事前に図工の授業で描いてもらったものです。
今回は短い時間での授業となったため、一からの音楽制作ではなく、KAGURAに子どもたちの描いた絵に音を付けたものを事前に準備。その中から子どもたちが必要なものを使って音と体の動きを組み合わせたパフォーマンスを考えました。
先生からは課題を実現するための要素として「音」「リズム」「動き」が提示され、子どもたちはこの3つの要素をどう変化させるか実践しながら考えることを通じて音楽制作に取り組みました。
KAGURAを使うことで音楽とダンス、そして論理的思考を組み合わせた横断的な学習を子どもたちに提供することができます。
今回の授業を主導し、実践された秋元先生はこう語ります。
KAGURAを囲み、子供たちのワクワクは止まりませんでした! 体を激しく振ったり、回ったり、ジャンプしたりしながら音をかき鳴らす子。音楽のテーマを感じとり、音を選ぶ子。友達と話し合いながら、音楽づくりをする子。ひとり音楽づくりに没頭する子。この姿が本来の学びの姿勢であり、学びの始まりだと思います。
このようにKAGURAは音楽はもちろん、さまざまな分野で教育活動に応用することが可能です。興味のある先生がいらっしゃいましたらどうぞお気軽に info@kagura.cc までお問い合わせください。導入に向けた具体的なご相談でなくともKAGURAを使った授業や課外活動、展示について一緒にプログラムを考えていければと希望しています。
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