2017年秋に公開したKAGURAの新プロモーションムービー。ここではこの映像がどうやってできたか、そしてアーティストはKAGURAをどのように感じたか、メイキング映像やアーティストインタビューをお届けします。
STAFF
- Director, Editor: 松尾龍馬(株式会社リーボ)
- Sound Engineer: 河野正樹(株式会社しくみデザイン)
- Choreographer: chisa
- Producer: 樋口聖典(株式会社BOOK)
- Production: 株式会社リーボ
コンセプト
このプロモーションムービーではKAGURAを使ったパフォーマンスにフォーカス。バンドとダンサーがKAGURAでコラボレーションする新しいパフォーマンスの形を提案しています。音楽は株式会社BOOKの樋口聖典氏がプロデュースし、COLTECOがこのムービーのために書き下ろしたオリジナルトラックを使用。ダンサーのYURIの前にはMacBook Airを設置し、MacBook Air内蔵のカメラとKAGURAを使って、体の動きをセンシング。ダンスパフォーマンスを通してCOLTECOとのセッションを実現しています。演奏にはKAGURA単体での演奏機能に加え、MIDI機能を使ってDAW(Apple Logic Pro X)を操作。YURIの体の動きでソフトウェア・シンセサイザーを演奏したり、ボコーダーのパラメーターを変化させたりしています。撮影は福岡県田川市にある廃校を利活用した複合施設「いいかねPalette(旧猪位金小学校)」内のレコーディングスタジオで実施、映像制作および演出は株式会社リーボが担当しました。
メイキングムービー
このムービーができるまでの過程をメイキングムービーとしてまとめました。KAGURAとLogic Proの連携、そして振り付けの様子なども見ることができます。
アーティストインタビュー
YURI, chisa(Dancer, Choreographer)
ダンサーのパフォーマンスの可能性がすごく広がると思います。クラブでDJがパフォーマンスをしてて、VJがそれに合わせて映像を出すでしょ? ダンサーもステージの上で踊っているんだけど、KAGURAはDJとVJとダンサーをつなげることができると思います。
YURI (Dancer)
COLTECO(Compose, Performance)
体の動きに合わせてフィルターが変化するとかって、思いつくことはできても、それを実際にやろうとすると大変だなぁって思うじゃないですか。でもKAGURAだったらそれが直感的にできる。
サトウショウゴ (Main Composer)
樋口聖典(Produce)
パフォーマーがKAGURAを使うのって、別に複雑なフレーズを弾きこなすためにやるわけじゃないでしょう? そうではなく「KAGURAらしい演奏」「KAGURAでしかできないパフォーマンス」を考えることが大事じゃないですかね。「そのフレーズ、鍵盤だったらめっちゃ簡単に演奏できますけど……?」みたいになってしまうと本末転倒ですし。
樋口聖典