このマニュアルを読む上で必要なKAGURA特有の用語を説明します。またこの用語説明を読むことでKAGURAでできることのおおよそを理解できます。操作をはじめる前に必ずお読みください。
KAGURAソング
KAGURAの演奏する楽曲のことをKAGURA ソングと言います。
通常の音楽で”1曲”という単位が”1つのソング”というイメージです。ソングには複数のシーンが含めることができ、セット内で決められたタイムラインによって順番を管理できます。
タイムラインの設定によってシーンの無限ループや、キーやMIDIトリガーでシーンのジャンプを行うこともできます。
ソングはkssファイルというKAGURA独自フォーマットでパッケージングされます。
Creator
KAGURAのソングを作るモードです。シーン制作画面とタイムライン制作画面を持ち、1つのkssファイルを作り出すことができます。
Player
KAGURAのソングやソングを並べたプレイリストを演奏する画面です。複数のkssを再生でき、ライブパフォーマンスで使いやすいインターフェースを持っています。
イメージ
メインエリアに並べるための画像素材です。KAGURA内のイメージエリアからのドラッグ& ドロップの他に、コンピュータ内の画像もドラッグ& ドロップで追加可能です。画像ファイルの対応フォーマットはPNGまたはAPNGです。メインエリアに配置された画像は”アイコン”または”ブロック”の2種類から選べ、それぞれの特性に合わせて設定します。
オーディオ
メインエリアにあるアイコンやブロックに割り当てるための音素材です。イメージ同様にKAGURA内ライブラリまたは外部からのドラッグ& ドロップが可能です。音素材の対応フォーマットはWAV形式(推奨:48kHz/24bit以下、ステレオ・モノラル対応)です。
アイコン
メインエリアに置かれたイメージを指します。画像を配置したのみでは触れても何も起こりません。オーディオ素材またはMIDIデータをイメージにアサインすることで、触れるとアニメーションが起こるアイコンとなります。透過部分は触れても反応しません。
ブロック
複数の音素材を一列に並べて置くことができるアイコンの一種になります。同じブロック内に並べて置くことで音量やパン(ステレオ素材の場合はバランス)の一括設定、発音モード設定などの統合した設定が可能になります。主にメロディラインや、MIDIのフェーダーのような使い方に有効です。その他にもMonophonic設定で前の音が中断されることから、アイコンにはできないさまざまな表現が可能になります。
プレイリスト
複数のソングを含み、順番に並べたファイルです。Playモードで使用できます。
シーン
1つのソング内に含まれる、KAGURAの演奏画面の最小単位となります。シーンを1つないし複数並べることでソングは構成されています。
タイムライン
ソング内のシーンの並びです。1曲を構成する際、曲の場面によってアイコンの配置を変えていきたい場合、タイムラインにシーンを並べていくことで曲を構成することができます。またシーンの順番の他に、シーンリピート回数、MIDIやキートリガーでのシーン移動の設定などがタイムラインで構成されています。無限ループなどもタイムラインにより管理されています。
クオンタイズ
演奏をする際に、一定のリズムにぴったりに合うように発音する機能をクオンタイズといいます。
KAGURAでは、アイコンに触れた際の発音(またはMIDI出力)をテンポに合わせてタイミング制御することができます。
RealSense
KAGURAは3DカメラRealSenseに対応しています。RealSenseを使用することで以下の機能を使用することができるようになります。
距離マスク機能
一定距離より遠い動きには反応しないように設定することができます。
ハンドジェスチャー機能
アイコンを掴んで移動する・シーンのテンポを変更する・サンプリングをするなどができます。